柑橘類の皮を煮たら、とても美味しく食べられました。 皮には、どんな栄養が含まれ...

柑橘類の皮を煮たら、とても美味しく食べられました。

皮には、どんな栄養が含まれていますか？

一旦皮を湯がき、白い部分を取り除いたあと、

水でさらし、千切りにして砂糖を加えて煮ました。

とても簡単だったし、美味しくてびっくりしました。

今までは捨てていたので、栄養価があるならこれからも

煮て食べたら健康にいいと思います。

栄養のこと、教えてください！

柑橘類の皮には、健康によい成分がたくさん含まれています。

ビタミン類やミネラルの他に、抗酸化作用・発ガン抑制作用のある成分も豊富です。



ヘスペリジン(ビタミンP)：毛細血管の強化、抗アレルギー、発ガン抑制など

ノビレチン：発ガン抑制、美白、血糖値改善など

オーラプテン：発ガン抑制、免疫強化

リモネン：発ガン抑制

・・など。

http://www.1kampo.com/prevention-citrus.html

これら成分のほとんどは、柑橘類の皮に特有のものです。

もちろん薬じゃないから、食べればガンが治る・・ということはありませんが、健康づくりには役立ちます。



ちなみに、防腐剤やらワックスの心配は、まず不要だと思います。

実は、残留農薬などの安全基準は、皮まで食べるという前提で決められています。

普通に売られているものは問題ありません。

ビタミンの他、栄養ではないですが抗酸化作用などがあると言われるリモニンなんかがグレープフルーツの皮などには含まれていると言われています。マーマレードのように皮を食べることはかつては普通のことでした。



ただ…



柑橘系はワックスや防かび剤が塗布されているケースが多く（とくに輸入果物）、それを食べることは決して薦められる行為ではありません。まして煮詰めるなどということは、発がん性物質の濃縮をしているようなもので極めて危険です。



最近はスーパーによってはOPP（防かび剤）が塗布されている場合は表示してくれているところもありますが，十分注意して自己責任で食べることが必要でしょう。



【追記】

防かび剤は安心という方がいらっしゃいますが、それを否定するわけではありません。けれど先に述べたように自己責任でどうぞ。発がん性物質については、長期間の蓄積による影響についてはほとんど研究されていませんから。



以下のリンクも参考になさってください。

http://www.fujifilm.coop/health/eat/knowledge/tenkabutu.shtml