みかんやオレンジなどの柑橘類でときどき苦いふさにあたりますが、あれはどんな成分がどんな状況で多くなっているのでしょうか?
柑橘類にはたくさんの苦み成分が存在しています。
テルペン系の化合物として苦味のある成分(オバキュノン、イソリモニン、ノミリン、リモニン)はリモノイドと言われています。
他に、ナリンギン ナリンジン(ビタミンP)もそうですね。
フラボノイドの一種で、柑橘類の苦味の強い成分で苦味の原因物質の多くを占めています。
果皮、じょうのう(小袋)、種子に多く含まれており、成熟につれ減少します。
うまく成熟できなかったり、皮を剥いて長時間放置しておくと苦みの成分が増してきます。
苦み成分は皮の部分にも多く含まれているので、じょうのう(小袋)部分が成長過程で
一部亀裂が入ったりして、外皮からの苦み成分が身の中に浸透してしまうことでも苦くなります。
リモニンは酸味を伴うことでより強く苦みを感じます。
また、加熱することでも苦みが増します。風邪をひいた時などミカンを焼いて食べたことはありませんか?
焼くことで苦みが増やし、その苦みに効能を期待して食べます。
リモノイド、ナリンギンには毛細血管を丈夫にし抗炎作用、動脈硬化予防、改善、発ガン性物質の抑制作用があります。
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