オレンジの分厚い皮をむくと、白い糸のようなものが周りについていると思いますが、あれは何というのでしょうか?私の家では「みかんのひげ」と呼んでいます。詳しい名前を教えてください。
白い筋のことを学術的には「中果皮」や「維菅束」と言います。
他には黄色い皮の部分を「フラベド」と言い、その下の白い部分を「アルベド」と言います。
「アルベド」は白いふわふわした部分と白い筋の総称のことです。
「維管束(いかんそく)」は水分や栄養が通る道で、シダ植物と種子植物に備わっている通道組織です。
みかんの白い筋には「ヘスペリジン」という成分があり、これは、血管を強くし、多く含まれるビタミンPにはビタミンCの吸収を助ける働きがあり、ビタミンCとともに血圧が上がるのを防いでくれたり動脈硬化を予防するはたらきをするとともに、白い筋や袋には当然、食物繊維が多く含まれています。
この食物繊維に含まれるペクチンには整腸作用の他、消化酵素のひとつである膵リパーゼの働きを阻害する作用があるとされます。これを食前に摂取することにより食物中に含まれる脂肪の吸収を抑制することが出来ます。
便秘がちな方にもおすすめです。
ちなみに、みかんをヘタの反対側から剥くと白い筋がたくさん残り、ヘタからだと筋が取れて剥けます。
たしか「内皮」だったとおもいます。
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