2012年3月20日火曜日

食物、栄養に関して詳しい方にお尋ねいたします。 私は便利で安いので缶詰をよく食...

食物、栄養に関して詳しい方にお尋ねいたします。

私は便利で安いので缶詰をよく食べますが実物を調理したものと比べて栄養学的にはかなり劣ったことになるのでしょうか?



①さんまの缶詰

②黄桃、ミカンの缶詰







サンマの場合はほとん料理したものと変わりはないです。骨も柔らかいのでカルシウムは摂れます。またDHAやEPA、DPAなどの必須脂肪酸も摂れます。缶詰は真空状態ですからこれらも酸化せず摂れます。サンマに限らずイワシやサバの缶詰でも同じです。ただDHAやEPA、DPAなどは脂に含まれていますので缶詰の汁も無駄にせず食べると良いです。黄桃やミカンはシロップ漬けですからカロリーは高くなります。加熱殺菌してありますのでビタミンCやビタミンB群の減少は避けられません。特にミカンは袋が剥いてあり食べるのに便利ですね。ミカンの袋や白いスジにはヘスペリジンなどビタミンPが含まれています。ビタミンPは毛細血管の強化やビタミンCの安定化、血中コレステロール値の改善、血流の改善、発ガン抑制作用など優れた効果があります。ですからミカンは袋や白いスジも食べた場合なら缶詰より生のミカンのほうが栄養価はかなり高いです。








缶詰は高温で加熱殺菌されるので、栄養価が劣ると考えがちです。しかし、新鮮な原料を空気を遮断した真空状態で加熱するため、ビタミンその他の栄養成分は必ずしも家庭で調理したものより少ないということはありません。たとえば、みかん缶詰では原料のみかんが持っているビタミンCの約80%が保有され貯蔵中の変化は生みかんより安定しています。



魚類缶詰では加圧加熱殺菌により骨まで柔らかくなっていて、カルシウムが吸収しやすい形で含まれています。魚類に多く含まれるEPAとDHAが最近注目を浴びています。EPAは血小板の凝集を制御し、また、血清コレステロールの上昇を抑える効果が認められています。また、DHAは脳の働きを刺激し記憶学習能力の低下を予防する働きがあるとされています。EPAとDHAは魚以外の食物からは摂取する事ができません。魚類の缶詰には多く含まれています。

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